※本記事はプロモーションを含みます
アニメ『薬屋のひとりごと』の続きをコミックで読むなら、第1期の後は両版ともに「第8巻」から、第2期の後は「サンデーGX版の第21巻(第80話)」から読むのが最も確実な結論です。
華やかな後宮に渦巻く毒と陰謀、そして猫猫と壬氏の間に漂う言葉にならない心理的距離感に心を奪われ、いますぐ物語の先を追いたいと感じている読者は非常に多いはずです。
しかし本作のコミカライズは、出版社も作画担当も異なる「スクウェア・エニックス版(ビッグガンガン)」と「小学館版(サンデーGX)」の2種類が同時に刊行されています。
そのため、「どちらを買えばいいのか」「どこから読めばアニメの続きにスムーズに合流できるのか」という疑問に直面しがちです。
アニメ文化アナリストの天城蓮が、第1期・第2期ごとの詳細な対応巻数や話数はもちろん、2誌同時連載という異例のメディア戦略の背景まで、どこよりも深く分かりやすく解説します。
アニメの熱狂が冷めないうちに漫画で続きを読むなら、まとめ買いの負担を抑えられる電子書籍の活用が賢い選択です。
👉 あわせて読む
アニメ『薬屋のひとりごと』はコミック何巻まで?1期・2期の対応巻数・話数まとめ
結論として、アニメ第1期の続きはビッグガンガン版・サンデーGX版ともに「第8巻」から、第2期の続きは「サンデーGX版の第21巻」から読み始めるのが正解です。
2023年10月から2024年3月まで連続2クール(全24話)で放送されたアニメ第1期は、TOHO animation STUDIOとOLMの強力タッグによって制作され、原作小説の第1巻から第2巻ラストまでが忠実に映像化されました。
この第1期の最終回(第24話「壬氏と猫猫」)は、ビッグガンガン版では第8巻40話、サンデーGX版では第8巻30話の途中に対応しています。
続く第2期(2025年1月〜6月放送・全24話・通算48話)では、原作小説の第3巻から第4巻の山場である「子の一族の反乱」の結末までが描かれました。
第2期の最終話(第48話「はじまり」)に該当するエピソードは、ビッグガンガン版では第17巻(砦編の完結まで)、サンデーGX版では第20巻(第79話まで)に相当します。
アニメの各シーズンと原作小説(ヒーロー文庫)、そして2つのコミカライズ版における対応状況を整理した一覧表は以下のとおりです。
アニメ区分 放送時期・話数 原作小説(ヒーロー文庫) ビッグガンガン版(スクエニ) サンデーGX版(小学館) アニメの続きから読む巻数
第1期 2023年10月〜2024年3月(全24話) 第1巻〜第2巻 第1巻〜第8巻40話 第1巻〜第8巻30話途中 どちらも第8巻から
第2期 2025年1月〜6月(全24話) 第3巻〜第4巻 第8巻41話〜第17巻 第8巻30話途中〜第20巻79話 サンデーGX版:第21巻(80話〜) (※BG版は18巻刊行待ち)
第3期(未定) 未定 第5巻〜 未定(18巻以降) 第21巻〜(既刊22巻) サンデーGX版:第21巻〜 または原作小説:第5巻〜
第1期のアニメを観終えた段階であれば、どちらのコミカライズを選んでも「第8巻」を購入すれば、直後のエピソードからスムーズに読書を再開できます。
具体的には、ビッグガンガン版なら「第8巻41話」、サンデーGX版なら「第8巻30話の後半」から読み始めることで、無駄な重複なく物語の先へ進めます。
一方で、第2期のラストから直ちに先へ進みたい場合は注意が必要です。
スクウェア・エニックスのビッグガンガン版は第17巻で第2期ラストの砦編までを丁寧に描き切った段階にあり、その先を描く単行本第18巻は刊行待ちの状態となっています。
ビッグガンガン版の単行本はこれまで約6〜8ヶ月周期で刊行されてきたペースを踏まえると、第18巻の登場は2025年秋から冬頃がひとつの目安と考えられます。
そのため、第2期の直後(原作小説5巻以降の物語)を単行本で今すぐ読みたい方は、物語の展開スピードが先行している小学館のサンデーGX版第21巻を手に取るのが最も確実なルートです。
サンデーGX版第20巻はアニメ最終話と同じ「子の一族の反乱の結末(第79話)」で美しく区切られており、第21巻の冒頭(第80話)を開けば、そのままアニメ第2期直後の新章へと足を踏み入れることができます。
どっちを読むべき?ビッグガンガン版(スクエニ)とサンデーGX版(小学館)の違い
結論から言うと、アニメの映像美やキャラクターの感情描写を重視するなら「ビッグガンガン版」、謎解きの論理展開やサスペンスの疾走感を重視するなら「サンデーGX版」を選ぶのが最適です。
『薬屋のひとりごと』のコミカライズにおける特異な点は、日向夏先生による同一の原作小説をもとにしながら、出版社も作家も異なる2作品が同時に商業展開されていることです。
それぞれの作画担当者や演出意図の違いによって、作品から立ち上る空気感や読み味は大きく差別化されています。
脚本構成や映像叙事学の観点から見ると、同じ事件を扱いながらも「読者の視界をどの感情にフォーカスさせるか」という設計思想そのものが全く異なっているのです。

①ビッグガンガン版(スクウェア・エニックス):繊細な感情線と美麗なビジュアル美
スクウェア・エニックスの『月刊ビッグガンガン』で連載されているバージョンは、ねこクラゲ先生が作画、七緒一綺先生が構成、しのとうこ先生がキャラクター原案を担当しています。
この版の最大の強みは、キャラクターデザインの圧倒的な可憐さと、細部まで描き込まれた宮廷美術の華麗さにあります。
アニメ版の色彩設計やキャラクターの表情付けは、このビッグガンガン版のビジュアルアプローチに非常に近い肌触りを持っています。
演出の妙として際立つのは、登場人物たちの「視線の交差」と「間(ま)」の使い方です。
猫猫が見せる薬や毒への恍惚とした表情、ギャグシーンでの愛らしいデフォルメ、そして壬氏がふとした瞬間に覗かせる妖艶さと憂いが、大ゴマを贅沢に使って情緒豊かに描かれます。
衣装の細かな刺繍や装飾品、後宮の荘厳な建築に至るまで徹底的な美意識が貫かれており、1コマあたりの情報密度が極めて高いのが特徴です。
登場人物たちの感情の揺らぎやロマンスの機微をじっくり味わいたい方には、迷わずビッグガンガン版をおすすめします。
②サンデーGX版(小学館):緻密なミステリー構造とテンポの速いサスペンス
小学館の『月刊サンデーGX』で連載されている『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』は、実力派の倉田三ノ路先生が作画を手がけています。
こちらのバージョンは、宮廷ミステリーとしての論理構造や政治劇の背景を明快に整理する、骨太でシャープな脚本構成が最大の見どころです。
コマ割りのテンポが非常に小気味よく、状況説明の図解や心理モノローグの配置が計算し尽くされているため、情報量の多いエピソードでも一切の引っ掛かりなく読み進めることができます。
猫猫が事件のどの部分に違和感を抱き、いかなる薬学的・医学的知識に基づいて推理を組み立てたのかが、論理的かつスピーディーなコマ運びで描かれます。
後宮内の複雑な権力闘争や各勢力の相関図が非常に分かりやすく整理されており、本格サスペンス小説を読み進めるような知的好奇心を刺激されます。
さらに、原作小説に対する進行速度が速く、単行本の刊行ペースも安定しており、すでに第22巻まで物語が進んでいます。
事件の真相を論理立てて追いたいミステリーファンや、アニメ第2期の先へ一刻も早く追いつきたいせっかちな読者には、サンデーGX版がベストマッチです。
2つのコミカライズの選び方チャート
どちらを選ぶべきか迷っている方のために、重視するポイントごとの適性を整理しました。
- ビッグガンガン版(スクエニ)がおすすめな人アニメのキャラクターデザインや美麗な色彩感覚に惚れ込んだ人猫猫と壬氏の距離感や、登場人物の感情の機微をじっくり堪能したい人1コマごとの作画密度が高く、華やかな後宮美術に浸りたい人
- サンデーGX版(小学館)がおすすめな人宮廷内の政治闘争やトリックの論理的な解明をスピーディーに楽しみたい人後宮の複雑な人間関係や組織構造をすっきり俯瞰して理解したい人アニメ第2期の先(原作5巻以降の物語)をコミックスでいち早く読みたい人
両版ともに原作の魅力を余すところなく昇華しており、甲乙をつけられるものではありません。
コアな読者の間では「同じエピソードを両方読み比べ、演出やコマ割りの違いを比較する」という楽しみ方が定着しています。
どちらの絵柄が自分の好みに合うか確かめるなら、冒頭の試し読みが充実している電子書籍ストアで比較してみるのがスムーズです。
👉 あわせて読む
アニメ3期の範囲はどこから?原作小説5巻以降のストーリーと見どころ
アニメ第3期が制作される場合、物語は原作小説の第5巻からスタートし、サンデーGX版では第21巻以降のエピソードが該当します。
第2期の結末で描かれた「子の一族の反乱」の終結によって、物語は後宮という閉ざされた箱庭から、広大な中華全土の政治劇へと舞台を広げていきます。

「後宮の宦官」から「皇弟」へ:壬氏の立場変化と猫猫との関係性
第2期までの物語において、壬氏はあくまで「後宮を取り仕切る美貌の宦官」という仮面を被って猫猫と接していました。
しかし子の一族の蜂起を経て、彼が皇族の血を引く「皇弟」であるという事実は隠し通せないものとなっていきます。
猫猫は卓越した推理力ゆえにその正体に気付きつつも、「深く関われば自らの首が飛ぶ」と警戒し、一定の心理的防壁を維持しようと試みます。
しかし、皇族としての重責に押しつぶされそうになる壬氏にとって、自分の地位に媚びず、一人の人間として対等に接してくれる猫猫の存在は唯一無二の救いとなっていきます。
立場という逃れられない檻に縛られた二人の感情の距離が、より切実に、そして生々しく交錯していく心理戦こそが、今後の最大の見どころです。
画面の端々に漂う視線の切なさや沈黙の意味が、物語が進むにつれて重層的な深みを増していきます。
舞台は「西都」へ:国家崩壊を招く「蝗害(こうがい)」の脅威と新たな陰謀
原作第5巻以降、物語の主舞台は帝都から遠く離れた交易の要衝「西都(せいと)」へと移行します。
そこで猫猫と壬氏が直面するのは、後宮内の個人的な毒殺や嫌がらせを遥かに凌駕する、国家規模の災厄——「蝗害(バッタの大群による食害)」の危機です。
これまで作中にさりげなく散りばめられていた気候変動や害虫の発生、物資の流通異常といった伏線が、一本の巨大な危機として一気に収束していきます。
さらに、西都の有力貴族たちの思惑や、民衆の不安を煽る謎めいた巫女の暗躍など、極めて複雑な政治サスペンスが展開されます。
猫猫の薬学知識と観察眼は、もはや特定の貴人を救うためだけではなく、飢餓と疫病から国と民の命を救うための実践的な知恵として試されることになります。
群像劇としてのスケールが一気に跳ね上がるこの展開は、ミステリー好き・歴史ファンにとってたまらないカタルシスをもたらすはずです。
天城蓮の視点:なぜ『薬屋のひとりごと』の「2誌同時コミカライズ」は成功したのか?
アニメ文化アナリストおよび脚本構成研究家として僕が最も着目しているのは、本作が成し遂げた「異例の2誌同時コミカライズ戦略の商業的・構成的成功」です。
通常、同一原作の漫画化を競合する大手出版社(小学館とスクウェア・エニックス)が同時に進行させるケースは、出版業界の慣例において極めて異例の事態と言えます。
一見するとパイの奪い合いによる共倒れを招きかねないこの戦略が、なぜシリーズ累計数千万部を突破する大ヒットへと結びついたのか。
その要因は、出版元双方の綿密なポジショニング戦略と、原作小説が持つ「二面性の魅力」が見事に噛み合った点にあります。
日向夏先生が執筆する『薬屋のひとりごと』という物語は、極めて強固な2つのエンジンを搭載しています。
1つは、後宮という閉鎖空間で繰り広げられる「美と情念、そして男女の機微を描く宮廷ロマンス」。
もう1つは、薬学や法医学の知識を用いてトリックを暴く「緻密で理系的な本格ミステリー」です。
ビッグガンガン版は、前者の「情念とロマンス」を最大限に引き出す道を選びました。
七緒一綺先生による丁寧な心理描写の構成と、ねこクラゲ先生の美麗なタッチは、女性読者やキャラクターファン層の心を掴み、アニメのビジュアルイメージの強固な土台を築きました。
対するサンデーGX版は、後者の「本格ミステリーと政治劇」に焦点を絞りました。
倉田三ノ路先生の切れ味鋭いロジカルな構成とハイテンポな進行は、男性読者やサスペンス愛好家層の需要を完璧に満たし、原作の持つ重厚な世界観を補強しています。
つまり、2つの版は競合して読者を奪い合うのではなく、異なる読者層をそれぞれ開拓し、結果として作品全体のファン層を何倍にも押し広げる「共鳴効果」を生み出したのです。
映像化を担当したTOHO animation STUDIOとOLMも、この両版の優れた演出要素(スクエニ版の美麗な美術性×小学館版の引き締まったテンポ感)を巧みにハイブリッドしてアニメへと昇華させました。
コンテンツの多角化が加速する現代において、本作のコミカライズ展開は、メディアミックスの歴史に刻まれるべき極めて高度な成功事例であると分析しています。
まとめ:アニメの熱狂をそのままに、原作の深淵へ旅立とう
アニメ『薬屋のひとりごと』の続きをコミックや原作で楽しむための要点を整理します。
- アニメ第1期の続きから読む場合ビッグガンガン版(スクエニ):第8巻41話からサンデーGX版(小学館):第8巻30話後半から
- アニメ第2期の続きから読む場合サンデーGX版(小学館):第21巻80話から(今すぐ続きが読める)ビッグガンガン版(スクエニ):第17巻で2期終了のため第18巻の刊行待ち
- 2つのコミカライズの選び方アニメの美麗な作画やキャラクターの感情描写を好むなら「ビッグガンガン版」謎解きのロジックやスピーディーな物語展開を好むなら「サンデーGX版」
- 最も先の展開を最速で知りたい場合原作小説(ヒーロー文庫)第5巻から読み進めるのが最速
緻密な毒と薬の知識、そして立場に翻弄される人々の切ない心理ドラマ。
アニメで張り巡らされた伏線が、漫画のコマの中でどのように息づいているのかを、ぜひあなた自身の目で確かめてみてください。
2つのコミカライズの違いを確かめながらお得に読書を始めたい方には、割引クーポンや還元が豊富な電子書籍サービスの活用が便利です。
👉 あわせて読む
よくある質問
アニメの続きを一番早く先まで読める媒体はどれですか?
原作小説(ヒーロー文庫)です。既刊15巻(2024年3月発売)まで刊行されており、アニメ第2期の続きである第5巻から読み進めれば、未映像化のエピソードを圧倒的なボリュームで先取りできます。コミックスで最速で読みたい場合は、現在第22巻まで刊行が進んでいるサンデーGX版が最適です。
ビッグガンガン版とサンデーGX版で事件の真相や結末は変わりますか?
事件の真相や結末は完全に共通しています。同一の原作小説に基づいているため大筋のストーリーラインに違いはありませんが、日常エピソードの取捨選択や推理の手順、キャラクターの表情・コマ割りといった演出アプローチにそれぞれの個性があります。
アニメ第3期の放送時期はいつ頃になりますか?
現時点では公式発表されていません。ただし、第1期から第2期への展開スピードや世界的な人気の高さを考慮すると、今後の公式発表に大きな注目が集まっています。最新の確定情報については、公式サイトや公式SNSのアナウンスをご確認ください。



