『無職転生』マンガ版を徹底解説!あらすじ・刊行状況・原作との違い

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本棚に並んだ無職転生の漫画24巻と発売予定の25巻を確認する読者 無職転生

『無職転生』本編漫画は24巻まで発売済みで、25巻は2026年9月18日発売予定です。

フジカワユカが描く本編コミカライズは現在も連載中。物語は原作小説第12巻の転移迷宮編を終え、第25巻から第13巻付近へ進む段階と考えられます。

『無職転生』漫画は何巻まで?2026年最新刊を確認

2026年8月6日時点で、『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』の本編漫画は第24巻まで発売されています

第24巻の発売日は2026年2月24日。次巻となる第25巻は、KADOKAWA公式サイトで2026年9月18日発売予定と案内されています。

確認項目 2026年8月6日時点の情報
発売済みの最新刊 第24巻
第24巻発売日 2026年2月24日
次に発売される巻 第25巻
第25巻発売予定日 2026年9月18日
本編漫画の状況 連載中
漫画 フジカワユカ
原作 理不尽な孫の手
キャラクター原案 シロタカ
原作小説 全26巻で本編完結

つまり、書店や電子書籍ストアですぐに読める本編最新刊は24巻です。

25巻はすでに書誌情報が公開され、KADOKAWA公式オンラインショップでは予約受付中と案内されています。ただし、発売予定日や取り扱い状況は変更される可能性もあるため、購入前には公式の商品ページを確認してください。

本編漫画は、KADOKAWAの「MFコミックス フラッパーシリーズ」から刊行されています。

カドコミでは2014年10月3日にWeb連載が始まり、第1巻は同年10月23日に発売されました。2026年8月6日時点では、次回更新予定日として2026年9月19日が表示されています。

漫画の「話数」と「巻数」は違う

検索結果に大きな話数が表示されても、単行本がその数字まで発売されているとは限りません。

カドコミでは一つのエピソードが「その1」「その2」のように分けられています。電子書店にも、単行本とは別に一話ずつ購入する分冊版があります。

そのため、「無職転生 漫画 何巻まで」と調べる場合は、次の3種類を区別する必要があります。

  • 単行本:フジカワユカ版のコミックス第1巻、第2巻という数え方
  • Web連載の話数:第○話その1、第○話その2という数え方
  • 分冊版:単行本を一話単位に分けた電子書籍

本編の刊行状況を知りたいときは、「MFコミックス フラッパーシリーズの単行本が何巻まで発売されたか」を基準にしてください。

2026年8月6日時点の答えは、24巻まで発売済み、25巻が発売予定です。


『無職転生』漫画24巻・25巻はどんな内容?

第24巻は転移迷宮での戦いが終わった後、第25巻はグレイラット家に新しい命が加わる時期を描きます。

ここからは、KADOKAWAが公開している第24巻・第25巻のあらすじに触れます。

物語の展開を事前に知りたくない人は、次の「原作何巻まで?」まで読み飛ばしてください。

第24巻は転移迷宮編の「戦いの後」を描く

第23巻では、母ゼニスを発見したルーデウスと父パウロが、転移迷宮の最深部で決戦へ臨みました。

公式紹介でも第23巻は「転移迷宮編、クライマックス」とされ、ゼニスを救うための激闘が中心であることが示されています。

しかし、第24巻の主題は強敵との戦闘ではありません。

大きな喪失と現実を受け止められず、ルーデウスは飲むことも食べることも、歩くことさえできない状態に陥ります。その姿を前に、ロキシーがある決断をするところから物語が動きます。

ここで描かれるのは、迷宮を攻略した英雄の姿ではなく、戦いが終わった瞬間に崩れてしまった一人の人間です。

ルーデウスは強い魔術を使えても、自分の心を魔術で修復することはできません。第24巻は、そのどうしようもなさを隠さずに描く巻だと僕は捉えています。

第23巻までの物語が「大切な人を救えるか」という外側の戦いだったとすれば、第24巻は「救えなかったものを抱えて生きられるか」という内側の戦いです。

勝敗が決した後にも物語は続く。

むしろ『無職転生』では、戦いの後にどのような顔で家へ戻るのかが、戦闘そのものと同じくらい重く扱われています。

第25巻では第一子が誕生する

2026年9月18日発売予定の第25巻では、ルーデウスとシルフィエットの間に第一子が誕生します。

KADOKAWAの公式紹介では、グレイラット家の主となったルーデウスが家族と触れ合いながら、自分自身のさらなる成長を望む展開も明かされています。

第24巻では、ルーデウスが大切なものを失った痛みから立ち上がろうとします。

続く第25巻では、新しい命を迎え、自分が守られる側ではなく、家族を守る側として生き始めます。

この二冊を連続して読むと、感情の流れがよく見えます。

喪失の底に沈んだ第24巻から、誕生と新生活を描く第25巻へ。悲しみが消えたから次へ進むのではなく、悲しみを持ったまま新しい責任を引き受けていく構成です。

『無職転生』が描く「成長」は、欠点がなくなることではありません。

逃げたい気持ちや後悔を抱えながらも、以前とは異なる選択をする。その小さな差が積み重なり、人生の輪郭を変えていくのです。

※画像はAIによるイメージ

『無職転生』漫画は原作の何巻まで進んでいる?

漫画第24巻は、原作小説第12巻の終盤から、その後の出来事に相当すると考えられます。

第25巻は、公式あらすじを原作小説と照合すると、原作第13巻の序盤付近へ入る可能性が高いでしょう。

ただし、KADOKAWAが「漫画第25巻は原作第13巻のここまで」と正式に対応範囲を発表しているわけではありません。

以下は、各巻の公式あらすじと物語の出来事を照合した編集上の目安です。

漫画単行本 主な内容 原作小説の目安
第22巻 転移迷宮の探索と最深部への挑戦 第12巻
第23巻 ゼニス救出をめぐる決戦 第12巻
第24巻 決戦後の喪失、ロキシーの決断、帰還後の変化 第12巻終盤
第25巻 第一子誕生とグレイラット家の新生活 第13巻序盤付近と推定

原作小説第12巻は、父パウロと再会したルーデウスが、母ゼニスを救出するため転移迷宮へ乗り込む物語です。

最深部で待ち受けている出来事まで含め、第22巻から第24巻にかけて描かれた内容と重なります。

原作第13巻では、迷宮から帰還した後の生活が描かれます。

ルーデウスが家族と暮らし、買い物や魔術の勉強、友人との交流を重ねていく日常が中心となるため、第一子誕生後の家庭生活を扱う漫画第25巻と物語上の接続が見られます。

したがって、現在の漫画版は、原作全26巻のうち第12巻を終え、第13巻へ入ろうとしている段階と見るのが分かりやすいでしょう。

漫画24巻なのに原作12巻なのは遅い?

漫画と小説では、一冊に収録できる物語量が異なります。

小説では、数ページの文章で長い移動や複雑な心情を描けます。一方、漫画では会話だけでなく、人物の表情、背景、位置関係、戦闘の動きまで一コマずつ構成しなければなりません。

特に転移迷宮編では、迷宮内の構造や敵との距離、パーティーの配置、魔術が放たれる方向を読者に理解させる必要があります。

原作一冊分を漫画数冊で描くことは、必ずしも引き延ばしを意味しません。

文章で書かれた情報を、視線と動きと空間へ翻訳する。そのために必要なページ数だと僕は考えます。

なお、原作小説は2022年11月25日に発売された第26巻で、ルーデウスを主人公とする本編が完結しています。物語の結末まで早く知りたい場合は、原作小説を読む方法があります。


原作7巻は漫画のどこ?『失意の魔術師編』との違い

原作小説第7巻の物語は、本編漫画では長編として詳しく描かれず、別作品の『失意の魔術師編』でコミカライズされています。

ここは『無職転生』の漫画を読む際、最も間違えやすいポイントです。

本編漫画第10巻では、長い旅を終えたルーデウスがフィットア領へ戻ります。

続く第11巻では、つらい別れを経験したルーデウスのもとへ、ラノア魔法大学から特待生として迎える手紙が届きます。

一方、原作小説では、その間に第7巻の冒険者時代があります。

エリスと別れたルーデウスは、行方不明の母ゼニスを捜すため、バシェラント公国のローゼンバーグへ向かいます。

そこで冒険者パーティー「カウンターアロー」と行動を共にし、サラをはじめとする仲間たちと出会います。

この原作第7巻を中心に描く漫画が、米田和佐による『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 失意の魔術師編』です。

同作は本編漫画の第25巻、第26巻へ続くシリーズではありません。

作画担当も出版社のレーベルも異なる、原作第7巻を補完する別コミカライズです。

作品 作画 巻数 描く範囲
本編漫画『無職転生』 フジカワユカ 24巻まで発売 幼少期から続くメインストーリー
『失意の魔術師編』 米田和佐 全3巻 原作小説第7巻を中心とする冒険者時代

『失意の魔術師編』は全3巻が刊行されており、第3巻では原作にないサラやカウンターアローのその後、ゾルダートの過去も描かれています。

本編漫画だけを読むと、エリスとの別れからラノア魔法大学へ進むまでの変化が急に見えるかもしれません。

ルーデウスがなぜ深い失意に陥ったのか、サラとの関係がどのような結果をもたらしたのか、冒険者としてどのように生き直そうとしたのかを知りたい場合は、『失意の魔術師編』を挟むと心情の流れを補えます。

おすすめの順番は、次の通りです。

  • 本編漫画第10巻まで読む
  • 『失意の魔術師編』全3巻を読む
  • 本編漫画第11巻へ進む

ただし、刊行順どおり本編漫画だけを読み続けても物語の大筋は理解できます。

『失意の魔術師編』は必須の続巻というより、ルーデウスの傷がどのように深まり、そこからどう歩き始めたのかを詳しく知るための補完作品です。

※画像はAIによるイメージ

漫画版と原作小説は何が違う?24巻から見える表現の特徴

漫画版と原作小説の違いは、単に「絵があるか、文章で読むか」だけではありません。

原作小説は、ルーデウスが自分の行動をどう説明し、どこで後悔し、何から目をそらしているのかを言葉で追える媒体です。

漫画版は、その内面をすべて文章にせず、表情、姿勢、人物同士の距離、コマの余白へ置き換えます。

第24巻は内面の崩壊を身体の状態で見せる

第24巻の公式紹介では、ルーデウスが飲まず、食べず、歩くこともできない状態に陥っていると説明されています。

これは原作で描かれる喪失感を、漫画で目に見える行動へ翻訳したものです。

心が壊れていると長い独白で説明するのではなく、食事へ手を伸ばせない、立ち上がれない、他人と向き合えないという身体反応で伝える。

読者はルーデウスの心の中を完全には読めなくても、彼の身体から異常の深さを理解できます。

僕が重要だと感じるのは、ここで主人公が「何を考えたか」より先に、「何もできなくなった姿」が置かれている点です。

普段のルーデウスは、状況を分析し、魔術や知識によって解決策を探す人物です。

その彼から行動する力を奪うことで、第24巻は、今回の喪失が従来の問題解決では乗り越えられないことを示しています。

第23巻から第24巻への転換が感情を深くする

第23巻は、ゼニス救出を目指す決戦が中心です。

戦闘には明確な目的があります。敵を倒し、母を救い、仲間と帰還することです。

ところが、第24巻には倒すべき敵がいません。

残されたのは、すでに起きてしまった出来事と、元には戻らない現実です。

この「敵のいる物語」から「敵のいない物語」への切り替えが、転移迷宮編を単なる救出戦で終わらせない理由だと僕は考えます。

強大な魔物との戦いよりも、自分を責め続ける心の方が長く残る。

そこに『無職転生』らしい物語の温度があります。

第25巻では喪失と誕生が隣り合う

第25巻では、ルーデウスとシルフィエットの第一子が誕生します。

第24巻の喪失から、新しい命を迎える第25巻へ移る構成は、悲しみが簡単に解決したことを意味しません。

人生では、悲しみが終わるのを待ってから次の出来事が訪れるとは限らないからです。

傷を抱えたまま親になり、家族の主として決断しなければならない。

ルーデウスに求められるのは、立派な人物へ突然生まれ変わることではなく、不完全なまま誰かを守ろうとすることです。

原作小説では、その迷いを思考の流れとして細かく読めます。

漫画版では、同じ家の中にいる人物の距離や、誰が誰を見ているか、一つの食卓をどう囲むかによって家族関係が伝わります。

原作は「なぜ、その選択をしたのか」を深く残す。

漫画は「その選択をしたとき、どんな顔をしていたのか」を残す。

同じ物語でも、読者の記憶に残る形が異なるのです。

ここまでをまとめると、『無職転生』の本編漫画は2026年8月6日時点で第24巻まで発売され、第25巻は2026年9月18日発売予定です。

漫画の物語は原作小説第12巻の転移迷宮編を終え、第25巻から第13巻付近へ進むと推定されます。原作第7巻の冒険者時代を詳しく読みたい場合は、本編の続巻ではなく、全3巻の『失意の魔術師編』を選んでください。


よくある質問

『無職転生』の漫画は完結していますか?

完結していません。

フジカワユカによる本編漫画は連載中で、2026年8月6日時点では第24巻まで発売されています。カドコミには次回更新予定日として2026年9月19日が表示されています。

『無職転生』漫画25巻はもう発売されていますか?

まだ発売されていません。

第25巻は2026年9月18日発売予定で、KADOKAWA公式オンラインショップなどでは予約段階です。発売日や取り扱い状況は変更される場合があるため、最新情報は公式の商品ページで確認してください。

『無職転生』漫画24巻は原作の何巻ですか?

主に原作小説第12巻の転移迷宮編終盤と、決戦後の出来事に相当します。

漫画第25巻は、第一子誕生や家族との新生活を扱うことから、原作第13巻序盤付近へ進むと考えられます。ただし、原作との対応範囲は公式に巻単位で発表されたものではなく、あらすじを照合した目安です。

『失意の魔術師編』は本編漫画の続きですか?

本編漫画の続巻ではありません。

米田和佐が原作小説第7巻を中心に描いた別コミカライズで、全3巻です。エリスとの別れからラノア魔法大学へ進むまでのルーデウスを詳しく知りたい人に向いています。

原作小説は何巻で完結していますか?

原作小説の本編は全26巻です。

最終巻となる第26巻は2022年11月25日に発売され、ルーデウスの物語が完結しています。

参考資料(2026年8月6日確認)

  • KADOKAWA公式サイト「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 24」
  • KADOKAWA公式サイト「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 25」
  • カドコミ「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」作品ページ
  • KADOKAWA公式サイト「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 12・13・26」
  • KADOKAWA公式サイト「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 10・11」
  • BOOK☆WALKER「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 失意の魔術師編」シリーズページ

執筆:天城 蓮(アニメ文化アナリスト|脚本構成研究家|ファン共感マーケター)

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